こどもの創造力を伸ばす — 絵を描く環境づくりのポイント
こどもの創造力を伸ばす — 絵を描く環境づくりのポイント
「うちの子、あまり絵を描かないんです」——そんな声を聞くことがあります。
でも実は、こどもが絵を描かないのは才能の問題ではなく、環境の問題であることがほとんどです。ちょっとした工夫で、こどもは驚くほど絵を描くようになります。
画材をいつでも手の届く場所に
こどもが「描きたい!」と思ったときに、すぐ描ける環境が大切です。
- クレヨンと紙をリビングのテーブルに常備する
- 画材は子どもの手が届く高さに置く
- 「出していいよ」と許可しておく
片付けが大変…と思うかもしれませんが、100均のケースにまとめておけば管理も楽です。
いろいろな画材を試す
クレヨンだけでなく、さまざまな画材を体験させてあげましょう。
- クレヨン: 力加減で太さが変わる。小さい子向き
- 色鉛筆: 細かい描写ができる。4歳頃から
- 絵の具: 色を混ぜる楽しさ。ダイナミックな表現に
- マーカー: はっきりした色が出る。描きやすい
- チョーク: 外で大きく描ける。開放感がある
新しい画材に出会うと、こどもの表現の幅が一気に広がります。
「上手だね」より効果的な声かけ
こどもの絵に対する声かけは、創造力に大きく影響します。
避けたい声かけ:
- 「何を描いたの?」(正解を求められている気持ちになる)
- 「もっとこうした方がいいよ」(否定された気持ちになる)
おすすめの声かけ:
- 「この色きれいだね」(具体的に認める)
- 「たくさん描いたね」(過程を褒める)
- 「この部分、どうやって描いたの?」(興味を示す)
- 「描くの楽しそうだね」(気持ちに寄り添う)
大切なのは、結果ではなく過程を認めること。「上手い・下手い」の評価ではなく、描くこと自体を楽しめる雰囲気を作りましょう。
作品を大切にする
こどもは、自分の作品が大切にされていると感じると、もっと描きたくなります。
- 描いた絵を壁に飾る
- 「この絵、おばあちゃんに見せようね」と伝える
- TimeFrame に登録して「ギャラリーに飾ったよ」と見せる
「自分の絵には価値がある」と感じることが、次の創作意欲につながります。
一緒に描く
親が隣で一緒に絵を描くと、こどもは安心して描けます。上手に描く必要はありません。一緒に描く時間そのものが大切です。
「ママも描いてみようかな」と言って隣で描き始めると、こどもも自然と描き始めることが多いです。
まとめ
こどもの創造力を伸ばすために特別なことは必要ありません。
- 画材を手の届く場所に置く
- いろいろな画材を試す
- 過程を認める声かけをする
- 作品を大切にする
- 一緒に描く
この5つを意識するだけで、こどもの「描きたい!」という気持ちはどんどん育っていきます。